日本酒と紹興酒の違いが明らかに!起源は同じでも今では全然違うワケ

今回は、よく似ている日本酒と紹興酒の違いについて、じっくりご説明します。

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日本酒と紹興酒の違いが明らかに!起源は同じでも今では全然違うワケ

日本酒は飲みなれているという方でも、紹興酒をよく飲む、という方は少ないかもしれません。

紹興酒は中華料理には欠かせませんよね!

実は日本酒と紹興酒ってどちらも米からできた醸造酒で、中国の「黄酒」が起源だとされています。

そんな親戚のような日本酒と紹興酒ですが、いったいどんな特徴がありどんな違いがあるのでしょうか。

私は日本酒も紹興酒もとっても大好きですが、言われてみると、紹興酒と日本酒がどこが似ていてどこが違うのかはっきりわかりません。

今回は、よく似ている日本酒と紹興酒の違いについて、じっくりご説明します。

まず日本酒と紹興酒の違いは原料の違い


日本酒の起源は所説ありますが中国の黄酒にあると言われており、中国の酒造技術が伝わったともいわれています。

日本では中国から麹が伝わるまでは、「口噛みの酒」と呼ばれる米を咀嚼したものを一晩寝かせて発酵させたお酒や、カビの生えたお米を使って発酵させたお酒を飲んでいたようです。

それが奈良時代に中国から麹が伝わって、一気に酒造技術が進んだといわれています。

紹興酒も黄酒の一種であり、両者の製造工程はとても似通っていて並行複式発酵というのが用いられています。

紹興酒も日本酒も醸造酒で、原料を発酵させて造ります。

醸造酒といえばワインやビールもその仲間です。

ワインの原料はブドウで、糖分が豊富に含まれているのが特徴ですね。

そのため原料を糖化する必要がなく、そのまま発酵させることができます。

ビールの主原料は麦ですが、糖分が不十分なので麦を麦芽にして糖化する必要があります。

そのうえで酵母を加えて発酵させているのです。

一方、紹興酒の主原料は蒸したもち米です。そのままでは糖分が不十分なので、麦麹を加えて糖化させ、発酵させています。

このように一つの槽で糖化と発酵を同時に行うことを並行復式発酵といいます。

日本酒もこれと同じ「平行複式発酵」で造られていますが、もち米は使わずに、米と米麹だけを原料にしています。

日本酒は米と米麹でできているのに対し、紹興酒はもち米と麦麹というわけです。

製造法は似ていますが原料の違いはかなり明確ですね。

他にもある日本酒と紹興酒の熟成の違い


紹興酒を見るとよく甕だし紹興酒、なんて書いてありませんか?

紹興酒は醸造が完了してから、しばらく原酒を寝かせて熟成させるのです。

その後数種類をブレンドして製品にしています。

日本酒の場合は完成後にすぐ出荷するケースがほとんどで、長期熟成される清酒は古酒として区別されていますね。

日本酒は出来立てのものもおいしく、生酒などフレッシュな味わいを楽しむお酒もありますが、紹興酒はエキス分のアミノ酸などが濃いので、まろやかにするために熟成期間が必要なのです。

紹興酒の熟成には甕が使われており、微細な穴によって外気を取りいれています。

それによって熟成が進むのです。

熟成後は数種類の熟成年度の紹興酒がブレンドされ、飲みやすく調整されています。

日本酒は甕で寝かせたりブレンドするということはありませんから、この違いも大きいといえますね。

日本酒と紹興酒の成分の類似点と違い


日本酒の色は無色透明ですが、紹興酒は琥珀色をしていますね。

それは紹興酒にはアミノ酸が特に多く含まれており、貯蔵中に糖と化学反応を起こすからです。

それによってメラノイジンという褐色成分が生成され、これが琥珀色の原因となります。

さらに、甕から溶け出した鉄分によって黒みがかった色に変わるわけです。

日本酒も実は古酒になるとメラノイジンが生成されて、黄色みがかってきます。

加熱処理してある日本酒ならば、適正な環境で保存すると熟成がすすんでまろやかになります。

ただし日本酒は生酒など寝かせるのに適していないお酒もあるので、注意してください。

紹興酒にはミネラルが豊富に含まれ健康に良いとされます。

紹興酒にはカルシウムやマグネシウムが豊富に含まれていますが、日本酒にはビタミンB6というたんぱく質の働きを助ける栄養素が多く含まれています。

栄養素で飲み分けるというのもちょっと面白いかもしれませんね!

   
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