韓国の伝統酒のマッコリはビール等に押されたが現在は若者層にも人気

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韓国の伝統酒であるマッコリは、庶民のお酒として愛されてきました。同酒には良質なタンパク質やビタミンが豊富に含まれており、健康志向の強い世代からも支持されます。原料は米や麦などで、家庭でも簡単に造れるのが魅力です。乳酸発酵によって炭酸が加わることで、爽やかな風味が生まれます。かつては農作業の合間に、水代わりに飲まれていました。家庭の行事には欠かせないお酒であり、各家庭ごとに風味が異なっていました。日本の植民地時代に製造が禁止されましたが、密造酒としてしぶとく生き残ります。現在はカクテルにも使われ、生ビールと同じく生マッコリなども人気です。

マッコリは庶民のお酒として愛されてきた

韓国の伝統酒であるマッコリは、庶民のお酒として愛されてきました。同酒は日本のどぶろくに匹敵し、乳酸菌飲料のような色合いが特徴です。風味もまろやかで、若い女性でも見やすいと評判です。それゆえ女性や若者を中心に人気が出ており、日本でもブームになりつつあります。またマッコリには良質なタンパク質やビタミンが多く含まれるため、健康や美容にも良いと健康志向の強い世代からも注目されています。同酒は米や麦、ジャガイモを主原料にしています。それらを一旦蒸してから乾燥させ、水と麹を加えて発酵させます。その後、液体を濾過すれば完成です。マッコリの味わいはまろやかな口当たりと、すっきりした酸味が特徴です。米の糖分が甘みの元となり、そこに発酵による酸味が加わります。さらに発酵によって炭酸が生成され、爽やかな風味を加えることになります。加えてマッコリはタンパク質の渋みと苦みが調和しており、味わいに深みを与えています。

マッコリは栄養バランスが優れている

マッコリにはビタミンやミネラル、タンパク質が豊富に含まれており、ビールなどと比べ栄養バランスに優れています。かつて韓国内の店では、ヤカンに入れて提供されていました。それは農作業の合間に、水代わりに飲まれていた名残です。農耕の祭りや行事の際には、マッコリは欠かせない飲み物でした。昔は一般家庭においても、普通につくられていました。特に人生の節目の行事には、親族や近所の人を招いて宴会を開く習慣があります。その際に供されるのも、やはりマッコリです。ところが日本の植民地時代に酒税法が導入され、各家庭での酒造りが禁止されます。それでもマッコリは手軽に造れるので、密造酒としてしぶとく生き残ったわけです。その背景には日本の占領に対する、抗議の意味もあったと言えます。戦後はアメリカの援助により小麦粉を使ったマッコリが造られるようになります。その後は米も使われマッコリは庶民のお酒としての地位と取り戻しました。

生マッコリは生ビールのような深い味わい

近年の韓国ではビールやワインなどに押され、マッコリの消費量は一時期落ち込んでいました。それが2004年に日本で韓流ブームが起きると、先ずは日本でマッコリ人気に火が付きます。それが韓国に逆輸入される格好で、韓国内でもマッコリが再認識されます。韓国政府も食文化の見直しを図っており、乳酸菌が豊富なマッコリが注目を浴びます。最近ではカクテルにも使われるようになり、若者層にも支持され始めています。マッコリカクテルには果実ジュースで割ったものから、生ビール感覚の生タイプのものまであります。韓国内には500を超えるマッコリ業者がり、その多くが加熱処理を施したマッコリを製造しています。それは長期保存が可能だからですが、一部の業者は、加熱処理しない生マッコリも造っています。それは生マッコリ独特の風味があり、カクテルにも最適とされています。生マッコリは梱包後も発酵が続くため、深みを増した味わいになるわけです。

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