中国で最も歴史のあるお酒紹興酒の起源を徹底調査

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中国の伝統的なお酒紹興酒は米や麦などを使ったアルコールとして中国では最も古い歴史のあるお酒です。日本でも好まれているのですが、その起源などについてはあまり知られていません。紹興酒には歴史が長い分、さまざまな種類もあります。つまり、歴史を知ることによって紹興酒のことをもっと知ることができ、その魅了にはまってしまうこと間違いなしです。紹興酒の起源を知り、もっとおいしい飲み方を追求してみてはいかがでしょうか。

紹興酒はいつ頃から作られるようになったのか

紹興酒の誕生は中国の東シナ海に面した紹興という都市で誕生しています。紹興には鑑湖という湖があり、その水は名水とされて人々の暮らしを豊かにしてきました。美しい水のある地域では周辺の作物もよく育ちます。米も水もおいしく、この名水を米を使って作り出されたのが黄酒の始まりです。作られた土地の名前にちなんで紹興酒と呼ばれ、それが今でも守り続けられています。
この黄酒を造り始めたのは紀元前400年ごろからだといわれています。長い歴史のある中国においてもこの紹興酒よりも前に作られていたお酒というのは分かっていません。そのため、中国で最も古い歴史のあるお酒であると言えます。

紹興酒の種類は大きく分けて4種類ある

ひとことで紹興酒と言っても種類があります。元紅酒、可飯酒、善醸酒、香雪酒の4種類です。元紅酒は紹興酒の基本となるお酒の種類となり、元紅酒が紹興酒の起源だといえます。酒母に蒸したもち米や米麹などを加えて作る手法となっています。一次発酵に10日間、野外で2ヶ月ほどの二次発酵を行い、アルコール度数を17パーセント程度にします。加飯酒も同じように造られますが米麹などを1パーセント程度増やして作られ、最低は3年熟成させるためアルコール度数も高くなります。
善醸酒は仕込みの際に元紅酒が用いられます。そのためかなりアルコール度数は高くなります。香雪酒は原料にもろみを使い、元紅酒、麦麹などを使って作られます。アルコール度数は20パーセントと高めではありますが、やや甘めの味わいです。

紹興酒の千酒とてんしゅの違いは

長い歴史のある紹興酒には千酒とてんしゅとで分けられています。一般的には千酒は辛口のものとなっており、アルコール度数が15パーセント以上になるものとされています。一方でてんしゅは甘めのものとなっています。また、老酒と呼ばれるものもありますが、これは長い時間を経てきた非常に品質のよい紹興酒とされており、高級なお酒としても親しまれています。

日本で作られた紹興酒は存在しない

紹興酒の製造工程を真似て作ったとしても、それは紹興酒とは言いません。紹興酒が作られた起源でもある、紹興にある湧き水を用いて製造し、製造後3年以上の貯蔵熟成の期間を経ていないものは紹興酒として認めないという定義があります。つまり、日本のおいしい水を使って作ってもそれは紹興酒もどきであり、紹興酒の定義には当てはまることが出来ません。
これは2000年の中国政府の発令であり、紹興以外の土地で造られたお酒において紹興酒と名乗ってはいけないということになっているのです。この発令が出る以前は紹興以外で作られたお酒についても紹興酒と名乗っていたのですが、2000年以降から国が一丸となり、紹興酒の歴史を守り続けています。

意外と知られていない紹興酒の飲み方

紹興酒に砂糖を加えて飲むという飲み方が日本では一般的とされていますが、実はこれは誤った飲み方であるとされています。本来は十分甘みのある紹興酒砂糖を入れる必要はありません。しかし、輸送のときに酒が酸化してしまうことから、砂糖を入れてごまかすようになったとされています。しかし、きちんとした製造方法で作られた紹興酒はきちんとした甘みもありますので、風味を楽しむ意味でもそのまま楽しむのが基本です。
また、紹興酒はカクテルのように何かと割るのも合います。近年の日本の中華やさんでは、ソーダに紹興酒を加えるものなども人気となっており、新しい飲み方も続々と出てきています。しかし、カクテルにする前に歴史のあるお酒をそのままで堪能するのも通です。

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