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【ドイツ】ビールの歴史!読めば通!種類と銘柄でひも解く特徴

今回はおいしくて種類豊富ドイツのビールを歴史を交えながらわかりやすく紐解いていこうと思います。

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【ドイツ】ビールの歴史!読めば通!種類と銘柄でひも解く特徴

ビールの国といえば、おそらく皆さんドイツを思い出しますよね!いう間でもなく、ドイツはビール大国であり世界でも指折りの生産量、消費量を誇っています。

それもそのはず。ドイツビールの歴史は古く、紀元前1800年前ごろまでさかのぼるんです。

ドイツビールの種類は、上面発酵ビールと下面発酵ビールがあり、それぞれにいろいろな銘柄があります。

ドイツのビールは、「ビール純粋令」によって原料も守られ、まさに純粋な麦やホップの香り、味を楽しむことができるのです。

今回はそんなドイツのビールの歴史と種類をわかりやすく紐解いていこうと思います。

ドイツのビールの歴史は紀元前から始まった!


ドイツのビールの歴史はとても古く、紀元前1800年前頃からすでにゲルマン人がドイツにてビールを作っていたという情報があります。

歴史の教科書にでてきた「ゲルマン民族大移動」で有名なゲルマン人がドイツに定住した頃に、ビールを造るようになったといわれています。

ゲルマン人が利用していた洞窟はビールの醸造にとても適していたからです。

この洞窟が中世のドイツでビールを醸造していた「フェルゼンケラー」であるといわれています。

フェルゼンケラーとは中世のビール醸造設備の遺跡で岩山をくり抜いて縦横に張り巡らされた地下室のことですが、現存しているのは中世の遺跡ですが、すでに紀元前からこのように洞窟でビールを造っていたのです。

ビールはドイツだけでなく世界各国の麦の生産地で作られてきましたがドイツのビールが産業として確立したのは、中世にさかのぼります。

中世になると、修道院でビールが造られるようになりました。当時ビールは安全で、栄養豊富な飲み物として体に良いとされていたからです。

13世紀頃には数百もの修道院でビールが造られるようになり中でもヴェルテンブルガーなどは世界最古の修道院ビールとして今でも現存しています。

やがて、修道院から民間の業者もビールを製造するようになると、ドイツはビールの原料について「ビール純粋令」なるビールの製造方法を定めた法令を整備し、ビールを保護したのです。

ビールの製造にホップを使うとよいことも発明され、またビールの貯蔵技術も発達したことから広く飲まれるようになりました。

現在でもビールは法律で保護されており、その原料や醸造法は高いレベルを保っています。

ドイツのビールの種類と特徴


ドイツのビールの特徴は、日本で一般的に飲まれているビールに比べると味わい深くコクがあり、麦の風味も大変豊かです。

ドイツにおいてビール造りはとてもさかんであり、ビールの種類は5000種類以上、そしてドイツ各地には1200を超える醸造場があります。

ドイツビールは法律でしっかり守られており、ホップ、麦芽、水、酵母だけを使用することとなっています。

法律で守られ、伝統の味をしっかり伝えているということがまず、ドイツのビールの特徴であるといえます。

ドイツのビールは現在、消費量も世界3位となっており、私達日本人もドイツのビールといえばミュンヘンのオクトーバーフェストを思い出せるくらい、ビールの本場としての地位を確立しています。

では、ドイツビールの種類をご説明していきましょう。

ドイツのみならず世界のビールは、エールと呼ばれる伝統的な製法で造られている上面発酵のビールと、ラガーと呼ばれる比較的新しい製法で造られている下面発酵のビールがあります。

その中でドイツで多く造られているビールをご紹介します。

エール(上面発酵で造られている)系ビール

【1】アルト

上面発酵でありながら比較的高温の15℃から20℃で発酵させ、熟成は低温で行われる製法。赤銅色をしていて、濃厚な風味とホップの味が特徴のビールです。アルトとはドイツ語で古い、という意味。

【2】ヴァイツェン

小麦を50パーセント以上使用したビール。クローブやバナナのようなエステル香が特徴で苦みがなくフルーティなビール。

酵母を濾過しているものをクリスタルヴァイツェン、濾過していないものをヘーフェヴァイツェンといいますが、ドイツではこのヘーフェヴァイツェンが主流。

【3】ケルシュ

ドイツのケルン地方で伝統的に醸造される上面発酵のビール。上面発酵用の酵母を下面発酵と同程度の低温で醸造するのが特徴。

1896年のケルシュ協定に調印したブルワリーで造られたビールのみが「ケルシュ」を名乗ることができ、注ぐグラス決まりなど16の掟を守っています。

ラガー(下面発酵で造られている)系ビール

【4】ピルスナー

日本でも主流のビールで、黄金色の美しい色をしています。ホップの苦みとキレがあり、のどごしがよいのが特徴です。世界の流行と同じく、ドイツでも人気が高いビールです。

【5】ドルトムンダー

ドルトムントで造られているピルスナー。ほどよい苦みがあり、口当たりがマイルドでモルトの甘味のバランスがよいビール。

【6】メルツェン

ドイツならではのビールで、オクトーバーフェストビールとも言われています。

メルツェンとはドイツ語で3月という意味で、冷蔵設備のない時代に、ビールを仕込むのは冬季にしか醸造できず、その年度の最後である3月に仕込んだビールという意味です。

腐敗を防ぐためにアルコール度数がやや高く、ホップも多めで色もやや濃い目が多い。

新しく仕込みが始まる9月から10月に、3月に仕込んだ残りのビールを醸造所がもちよって全部飲みほしたことから、オクトーバーフェストが生まれたといわれています。

【7】シュバルツ

麦芽をローストした黒ビールですが、ラガーのためすっきりとした後味のビール。しっかり焙煎しているため色が濃く、「シュバルツ」とはドイツ語で「黒」という意味。香ばしさと甘味があり、ファンも多い。

【8】ドゥンケル

シュバルツよりも比較的浅めにローストした麦芽を使う黒ビール。色はシュバルツよりも黒くないものの暗い色をしています。

「ドゥンケル」とはドイツ語で「暗い」という意味です。シャープでさっぱりています。

ミュンヘンで造られているものを「ミュンヘナードゥンケル」と言います。

【9】ラオホ

ラオホは燻製した麦芽で造られているビール。覆いのない火の上に麦芽を晒して乾燥させ、麦芽を煙で燻していたのが始まり。

スモーキーな独特の香りがあり、マイルドで甘味もある。クセになる味のビールです。

【10】ボック

ドイツのアインベックという町で中世で造られていたビール。

17世紀ごろからは、ミュンヘンを中心とする南ドイツ地方で造られるようになり広がったもの。

当初は上面発酵によるエールビールだったものの、ミュンヘンで造られるようになると、下面発酵で造られるようになり、現在では下面発酵で造られている。

濃い麦汁を使い、通常よりもアルコール度数が高いことから、飲みごたえのあるビールとして人気です。

ドイツのビールの銘柄と美味しく呑めるスポット

種類がわかっても、銘柄がわからないとバーでも注文がしづらいですよね。

こちらでは先ほどご紹介した種類ごとに、おすすめの銘柄をご紹介していきます。

それぞれの特徴をぜひ飲み比べてお気に入りの銘柄を見つけてください。

種類別・ドイツビールの銘柄

【1】ユーリゲ・ツム・アルト(アルト)

デュッセルドルフ伝統の味わいであるアルトビールを代表する「最も美味しいアルトビール」と呼び声の高い銘品。香ばしいモルトの香りとかすかなミントの香りが独特のビール。

ツム・ユーリゲ アルト ビール 330ml 出典:amazon

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原料:麦芽・ホップ
アルコール度数:4.7%

【2】エルディンガー・ヴァイスビアヘーフェ(ヴァイツェン)

ドイツでもポピュラーなヴァイスビア。伝統的なバイエルンの醸造法で造られた、酵母入りのビールです。

樽内熟成によって高められたフルーティーな小麦モルトのまろやかな味わいと、きめ細かいクリーミーな泡立ちが楽しめる。

エルディンガー ヴァイスビール ヘーフェ330ml 出典:amazon

エルディンガー ヴァイスビール ヘーフェ330ml

原料:麦芽・ホップ
アルコール度数:5.3%

【3】フリュー・ケルシュ(ケルシュ)

上面発酵で低温長期熟成の伝統的なケルシュの製法で造られている、るフルーティーで華やかな香りと爽やかさのあるビールです。

フリューはケルンで100年以上も続く老舗醸造所で、ケルン大聖堂の近くにビアホールがあり、とても人気の高いブルワリーです。

フリュー ケルシュ330ml 出典:amazon

フリュー ケルシュ330ml

原材料:水、大麦麦芽、ホップ抽出物
アルコール度数:4.8%

【4】ビットブルガー・プレミアムピルス(ピルスナー)

ドイツで最もメジャーなビール。「まずはビットをどうぞ」というTVCMを放送されていて、誰でも知っています。

まさに正統派ピルスナー。厳選された大麦麦芽・ホップ・酵母と、アイフェル地方の地下300mからくみ上げられた澄んだ水で造られた抜群のキレと、すっきりとした味わいのビールです。

ビッドブルガー プレミアム・ピルス ビール 330ml 6本セット 出典:amazon

ビッドブルガー プレミアム・ピルス ビール 330ml 6本セット

アルコール度数:4.8%

【5】ダブ・オリジナル(ドルトムンダー)

ドイツで最もビール醸造量の多い都市ドルトムントで、人気の醸造所のビールです。

きめ細やかな泡と軽いホップの味わいがあるのに、苦みは少なく、日本人にもなじみやすい口当たりのビールです。ドイツビールを飲みなれていないという方にもおすすめです。

ダブ オリジナル12本セット 出典:amazon

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原材料:麦芽・ホップ
アルコール度数:5.0%

【6】シュパーテン・オクトーバーフェストビア(メルツェン)

フルーティな麦芽の風味が魅力的な、オクトーバーフェストの公式ビールです。

ラベルには「オクトーバーフェスト」のパレードで披露されるシュパーテンのビール樽を積んだ馬車が描かれています。

オクトーバーフェストビア シュパーテン500ml×2本セット 出典:楽天

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アルコール度数:5.9%

【7】ケストリッツァー・シュバルツ(シュバルツ)

ドイツの文豪ゲーテが愛したビールとしても有名な、黒ビールです。

特別に栽培される春播大麦を使い、コクとほのかな甘みがあり上品でありながらも、キレのあるモダンな味わいです。

ケストリッツァー・シュヴァルツビア [ ドイツ 330mlx6本 ] 出典:amazon

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原材料:麦芽・ホップ
アルコール度数: 4.8%

【8】ホフブロイ・ドゥンケル(ドゥンケル)

こちらも、オクトーバーフェストの公式ブルワリーである、ホフブロイです。

どんな場面にも合う伝統的なミュンヘンスタイルはバイエルンビールの原型となっています。

ほのかなキャラメル香がし、口当たりはまろやかながらも、キレが良く、ダークブラウンの色合いが特徴的なドゥンケルです。

ホフブロイ・ドゥンケル 330ml 瓶 6本セット 出典:amazon

ホフブロイ・ドゥンケル 330ml 瓶 6本セット

原材料:大麦麦芽、ホップ
アルコール度数: 5.5%

【9】シュレンケルラ・ラオホ メルツェン(ラオホ・メルツェン)

シュレンケルラはラオホビールを代表する最も有名なブランドで、1678年創業のヘラー醸造所が造っています。

麦芽の焙煎には、3年間寝かせて乾かしたフランケン地方のブナの木をを燃料にし、1日以上かけて燻しています。

スモーキーな独特の風味が口に広がるものの、不思議とすっきりした味わいで、一度ハマると病みつきになる人も多いビールです。

シュレンケルラは様々なビールをラオホスタイルで醸造していますが、こちらはメルツェン(3月に仕込んだビール)です。

シュレンケルラ・ラオホ ビア メルツェン500ml 出典:amazon

シュレンケルラ・ラオホ ビア メルツェン500ml

アルコール度数:5.1%

【10】ヴェルテンブルガー・アッサムボック(ボック)

麦汁由来の優しい甘味と濃醇なコクが特徴のビールです。

仕上がりのアルコール度は高いものの、コクがあるのに重たすぎず、マイルドな印象のビールです。

ユーロピアン・ビア・スター品評会のドッペルボック・ドゥンケル部門で、2年連続金賞受賞しています。

Weltenburger(ヴェルテンブルガー) アッサム ボック 出典:amazon

Weltenburger(ヴェルテンブルガー) アッサム ボック

原材料:麦芽、ホップ
アルコール度数: 6%

   

ドイツのビールを美味しく飲めるスポット

さあ、ビールの種類と銘柄を覚えたところで、いざビールを飲みにいきましょう!

ドイツのビールはどこで飲めるのか、お店やスポットをご紹介しますね。現地を訪れた時の参考にしてください。

【1】クナイペ(Kneipe)

ドイツでビールを飲みたい!とおもったら、街のいたるところにあるクナイペと呼ばれるバーがお勧めです。

ビールのみならずカクテルやワイン、軽食なども扱う、日本でいうなら「居酒屋」のようなお店です。夏は路面にテーブルを置き、パラソルもあって、外の景色を楽しみながらビールを飲むことができます。

【2】ビアホール

ドイツでは、ビアホールというと、醸造所併設のものが主流で、醸造所直送の新鮮なビールとドイツ料理を楽しむことができます。

ミュンヘンには多数のビアホールがありますが、中でも有名なのは、「ホフブロイハウス」観光スポットになっているほどです。呑んべぇなら絶対に行きたいスポットの一つです!

【3】ビアガーデン

5月~9月中旬まで森や川辺などでドイツの自然を感じながらビールを楽しむことができます。シーズンにドイツを訪れるならぜひ挑戦してみてください。

ビアガーデンの場所は現地のツーリストインフォメーションで教えてくれます。

【4】オクトーバーフェスト

ミュンヘンはもちろん、ドイツの各地で9月下旬から10月上旬にかけて開催されています。

日本からも、本場のオクトーバーフェストに参加したくてドイツを訪れる呑んべぇも少なくなりません!ぜひメルツェンも味わってくださいね。

【5】クリスマスマーケット

オクトーバーフェストが終わったら、今度はクリスマスマーケットが楽しみな季節です。11月下旬から12月のクリスマスまで、ドイツ各地で開催されています。

クリスマスマーケットというとグリューワインが有名ですが、ワインにも負けず劣らずビールも飲まれています。

ケルン大聖堂の前のクリスマスマーケットではぜひケルシュビールをお試しください。

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