知っておきたいウォッカとジンの違いについて

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ウォッカはロシアを原産とする蒸留酒の一つであり、それに対してジンは同じ蒸留酒ではありますが、もともとオランダの薬用のお酒として開発されていたという歴史を持ちます。ウォッカは蒸留の後に白樺の炭でろ過しているのでアルコールを除いては無味無臭に近く、一方でジンはボタニカルな成分で香りづけされているので豊かな香りがします。どちらもそれぞれの特性を生かして、カクテルの原料に使われるなど現代人となじみの深い蒸留酒です。

知っておきたいウォッカとジンの出自の違い

ウォッカとジンはそれぞれテキーラとラムと並んで世界4大スピリッツとして知られています。スピリッツとは蒸留酒であり、原料を発酵させてから蒸留させたお酒のことをいいます。蒸留酒は、製造の過程で蒸留を行うお酒のことを言いますが、焼酎やブランデーも広い意味では含まれています。ちなみにビールやワインなど、発酵させただけのお酒を醸造酒と言って区別します。ウォッカはロシアやポーランド、スウェーデンなど東ヨーロッパの寒いところで作られるお酒であり、原料はトウモロコシや大麦、小麦などの穀物の場合もありますし、イモ類やフルーツなどもあります。一方でジンの原料も大麦やライ麦、ジャガイモなのですが、スピリッツをベースとしてそれにハーブやくだものの果皮、スパイスなどのボタニカルを加えて風味がつけられたものです。もともとがオランダ原産であり、イギリス、当時のイングランドにオランダの帰属が上陸したことによって広まってきました。

ウォッカとジンの製造方法の違い

ウォッカとジンは、同じ蒸留酒ではありますが製造方法にかなり違いがあります。ウォッカは、基本的に原料はジンと同じで大麦やじゃがいも、ライムギなどが使われています。蒸留した後に白樺を使ってろ過させることが最大のポイントです。ろ過の過程を経ているため基本的には無味無臭です。そのため、ロシアではどのような食事ともマッチするとされ、食事などで飲まれて消費量が多いのが特徴です。それに対しジンは、大麦やジャガイモ、ライムギを原料としたスピリッツに、オレンジピールやコリアンダーなどのボタニカルで香りづけをされています。草の根や木の皮や果実の皮などが使われています。そのため、少し薬草っぽい香りがします。そもそも、ジンは原産地のオランダでは薬用のお酒として位置付けられていたくらいなのです。ウォッカもジンもどちらもアルコール度数は平均40度と高いですが、その製造過程において違いがあり、それが香りや味の違いとなって表れてきます。

ウォッカとジンの味の違いとは

アルコールをあまりたしなまない人には、ウォッカもジンもどちらもアルコール度数が強いお酒といった印象が強いかもしれません。しかしながら、共通しているのはアルコール度数くらいでその香りや味には大きな違いがあります。ウォッカは、蒸留後に白樺の炭でろ過することから、炭の作用で雑味や香りが抑えられ、エタノール成分を除いてはほとんど無味無臭、そして無色に近くなります。ただし、最近ではフレーバーウォッカなど、特定の香料で香りづけされたものもあるのでこの限りでないこともあります。それに比べ、ジンは、ボタニカルで香りづけされています。ボタニカルと一口に言ってもジュニパーベリーの松かさやオレンジピール、コリアンダーなどが使われており、非常に香りが強いです。そのため一口口にすると特有の鋭い切れ味や口の中に薬草の香りが広がります。薬草の効用も高いことから、トニックウォーターで割るジントニックには、滋養強壮の意味が含まれることもあります。

ウォッカとジンの楽しみ方の違い

ウォッカとジンはストレートやロックで味わう人もいますが、最も汎用性のある飲み方としてカクテルが挙げられます。ウォッカはまず無味無臭に近い感じで飲みやすいので、ジュースや炭酸水と割っていろいろなカクテルのベースとして使われます。ウォッカは特に柑橘系と相性が良く、オレンジジュースと割ったスクリュードライバー、グレープフルーツジュースと割ったソルティドッグ、ライムジュースを加えたモスコミュールなど誰もが知っているカクテルに使われています。一方でジンは使われているボタニカルの豊かな香りが特徴であり、それらを生かしたジントニックがもっともポピュラーな飲み方です。トニックウォーターを加えるだけなので、ジンの豊かな香りとボタニカルな薬効をそのまま楽しめるからです。しかしながら、ジンにライムジュースを加えたギムレットやベルモットを加えたマティーニなどカクテルにも使われています。ハーブの香りと相性が良いようです。

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