ウォッカはどのようにできたの?ウォッカの起源について

  • メンバー
  • 更新日:
62view
favorite

ウォッカと言えば、とてもアルコール度数が高い飲み物として知られていますよね。蒸留酒であり、ロシアで作られたという事は多くの人が知っているのではないでしょうか。しかし、具体的にウォッカがどのようにして作られたなどという事は知らないという人も多いのではないでしょうか。それならば、このようなアルコール度数の強いウォッカはどのように作られたのでしょうか。ここではウォッカの起源について紹介します。ウォッカについて関心を深めていただければ幸いです。

ロシアにおけるウォッカの起源は様々

ウォッカと言えばロシアの飲み物ですが、実はこのロシアにおいてもウォッカの起源は明らかにされていません。1番古いものは12世紀頃、ロシアの地酒が元になって作られたという考え方もありますが、13世紀頃に果実酒が元になって作られたという考え方もあります。14世紀に入り、ぶどうを原料にして命の水と呼ばれる蒸留酒が作られ、1これがイギリスやアイルランドに伝わって初好きになったと考えられます。スカンジナビア半島にはアクアビット、フランスにはブランデーとして伝わり、ロシアでは今度はライ麦を使ったジーズネンナヤ・ヴァダーと呼ばれるものが出来上がり、これがウォッカの起源になったのではないかという考え方もあります。

18世紀にはウォッカが実際にロシア全体に広まり、さらに西ヨーロッパでも高く評価されるようになっていました。ソ連の時代には経済が停滞したことにより、多くの国民がウォッカを飲み、アルコール中毒になったという逸話も残されています。そのため、ゴルバチョフのペレストロイカの政策により、ウォッカの製造は減少しました。

ポーランドにおけるウォッカの起源について

ポーランドにおいて、ウォッカという表現が初めて文献に出てくるのは1405年だと考えられています。ポーランドの裁判所で作成された公文書にウォッカという表現が出てきます。当時は消毒薬として考えられており、飲むための動かは焼けるように辛いという意味を持ち合わせていました。これらは中世前期、アラビアからヨーロッパに伝わってきたものではないかと考えられており、ウォッカという名前がいつつけられたのかは明らかにされていません。現在でも、ポーランドではウォッカが消毒や体臭予防、皮膚の感染症予防や治療などに用いられています。しかしそのような場合のウォッカは飲み物のウォッカよりもアルコール度数が高いものであり、スピリタスとも呼ばれています。スピリタスはエタノール役として利用されていますが、水割りやカクテルのベースとして使われる場合もあり、ストレートで飲まれる事はありません。そのため、ウォッカの楽しみ方も国によって異なるといえます。

スウェーデンのウォッカの起源はどのようなものか

スウェーデンでは、ウォッカは15世紀後半から作られるようになり、18世紀からやっとその生産が拡大していったのではないかと考えられています。しかし、穀物が十分に作れない時期には製造が何度も禁止された歴史を持ち合わせています。1950年代まで、スウェーデンの蒸留酒と認められていませんでしたが、1950年になってやっと蒸留酒として知られるようになりました。
1960年代になり、この蒸留酒であるブレンヴィーンは初めてボッカと呼ばれるようになったのです。1958年、アメリカに売り出すために作られた蒸留酒の名前がExplorer Vodkaとなり、ここからウォッカという名前が知られていたのです。

1979年、世界に向けて100年前の1879年に作られたアブソルートというものが販売されるようになりました。これはスウェーデンに本社を置くウォッカのブランドであり、これによってスウェーデンのウォッカが世界に知られるようになったのです。

ウォッカの起源を巡った論争とは

先ほども述べた通り、多くの人はウォッカをロシアのお酒だと思っているのではないでしょうか。しかし、実はこのウォッカの起源をめぐり、ロシアとポーランドが大きな論争を起こしていたのです。1977年、ポーランドはウォッカという名称の独占的使用権を主張するようになり、当時のソ連と法廷で争うことになっていました。ソ連はウォッカの起源は15世紀半ばのロシアにあると考えており、ポーランドの見解を覆そうと考えました。最終的にポーランドはロシアに勝利するための証明ができず、1982年、国際調停裁判所はウォッカの起源をロシアにあると認定したのです。それにより、ウォッカはロシアの飲み物だとして知られるようになりました。

また、EUにおいても穀物やジャガイモが原料ではなければウォッカとしては認めない、あるいはさとうきびやぶどうが原料として使われているものもウォッカとして認めるべきだ、などというウォッカ戦争というものが起こっています。

この記事を書いた人
メンバー

最新記事

記事バナー3