親族の結婚式に参列するため乗車した新幹線と酒の思い出

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35歳の時、筆者は配偶者を伴い、博多から新幹線で東京へ向かいました。親族の結婚式に参列するためです。忙しい夜勤職場にいましたが、上司に無理を言って、三日連休をもらいました。当時は新幹線は博多止まりでしたので、自宅のある鹿児島から博多までは特急列車を利用しました。片道約10時間、往復二泊三日の日程です。鹿児島名産の「かるかん饅頭」と筆者が錦江湾で釣り上げた鯛の干物をお土産として持参しました。大好物の鯛の干物を見た時の叔父の嬉しそうな顔は今でも忘れられません。もちろん新幹線の中では酒を堪能しました。その土地の名産品を酒の肴にして、窓の外を流れる風景とともに満喫しました。

35歳の頃、博多から東京を往復した新幹線と酒の思い出

35歳の時の6月、従弟の結婚式に出席するため配偶者を伴い、新幹線で上京しました。もちろん新幹線の中では大好きな酒をたしなみました。鹿児島から博多までは特急列車、博多から東京まで新幹線を利用し、帰りも同じルートで帰ってくる往復二泊三日の日程でした。初日、夜勤明けで寝過ごした筆者と、配偶者は自宅を出て鹿児島市電に乗り、西鹿児島駅へ急ぎました。午前11時発の特急列車に乗るためです。
「おはようございます!」
列車に乗り込むと、初々しい顔の駅員さんが挨拶をしてきました。
「これはご丁寧に」
筆者は会釈を返しました。
「何番ですか?」
筆者は乗車券を差し出しました。駅員さんは座席番号を確認すると、筆者と配偶者を車両中央の指定席まで案内してくれました。
「何という変わりようだろうか」と内心、驚いていました。国鉄時代とは雲泥の差の親切ぶりです。子供の頃、某駅で横柄な態度の駅員に窓口をたらい回しにされた経験から、JRには良い印象を持っていませんでした。変われば変わるものです。世の中こうでなければいけないと思いました。あの国鉄民営化の嵐を組織が生き延びることができたのは、変化することができたからだと確信しました。柔軟性がなく硬い頭の持ち主ばかりの組織にはできない芸当です。

博多から東京を往復した新幹線と酒の思い出・博多駅出発

午後6時40分、停車していた新幹線が新大阪駅から動き出しました。大分飲みましたが、まだ序の口です。
「食べながら飲まないと身体壊すわよ」
妻が博多駅で購入した明太子を小皿に盛り付け差し出しました。
「お前、気が利いているぞ」
明太子は筆者の好物です。筆者がトイレに行っている間にいつの間にか購入していた様です。一切れを割りばしで摘まみ、口に放り込むと、独特の辛みが口の中で弾けました。旨いと思いました。缶ビール5本を空けた筆者は日本酒「松竹梅」の封を開けました。高校時代、「松竹梅」のCMが石原裕次郎主演でテレビで流されていました。筆者が初めて飲んだ酒が「松竹梅」でした。紙コップになみなみと注ぎ、一息で飲み干しました。
清酒はビールと同じく酒ですが、ビールとは違った旨さがあります。
二杯目以降は一気飲みせず、ちびちびと舐めるだけにしました。清酒は14度ほどあります。飲み過ぎると世間様に醜態を見せることになると、これまでの失敗で学んでいるのです。

博多から東京を往復した新幹線と酒の思い出・新大阪駅出発

午後6時40分、停車していた新幹線が新大阪駅から動き出しました。大分飲みましたが、まだ序の口です。
「食べながら飲まないと身体壊すわよ」
妻が博多駅で購入した明太子を小皿に盛り付け差し出しました。
「お前、気が利いているぞ」
明太子は筆者の好物です。筆者がトイレに行っている間にいつの間にか購入していた様です。一切れを割りばしで摘まみ、口に放り込むと、独特の辛みが口の中で弾けました。旨いと思いました。缶ビール5本を空けた筆者は日本酒「松竹梅」の封を開けました。高校時代、「松竹梅」のCMが石原裕次郎主演でテレビで流されていました。筆者が初めて飲んだ酒が「松竹梅」でした。紙コップになみなみと注ぎ、一息で飲み干しました。
清酒はビールと同じく酒ですが、ビールとは違った旨さがあります。
二杯目以降は一気飲みせず、ちびちびと舐めるだけにしました。清酒は14度ほどあります。飲み過ぎると世間様に醜態を見せることになると、これまでの失敗で学んでいるのです。

博多から東京を往復した新幹線と酒の思い出・東京を出発する

昨日は親族の結婚式・披露宴に参加しました。
新婦とは初対面でしたが、愛嬌のある人で非常に好感が持てました。その後は久しぶりに多くの親族とも旧交を温め、酒も楽しみ、午後10時にはホテルへ引き上げました。
今日は渋谷でショッピングを楽しんだ後、午前11時東京駅発博多行きの新幹線に乗り込みました。
「旅の終わりの迎え酒だ」
車両前列の指定座席に妻と並んで座った私は、渋谷のデパートで購入した「ヘネシーXO」の封を開けました。
紙コップに半分ほど注ぎ、一気に飲み干しました。
途端に口の中に甘い香りが広がり、鼻へ抜けました。やはりブランデーは旨いと思いました。清酒よりもかなり甘く感じました。二杯目はあおらず、少しずつ飲みました。
「私にも頂戴」
「ヘネシー」の味を知っている妻がおねだりしてきました。
「君も好きだね。飲み過ぎるなよ」
紙コップ半分に入れて差し出しました。
「あなたこそ、酔っぱらわないでね」
「自分の酒量は知っている。心配無用」
妻は舐めるように飲んでいる。私は普段はサントリー・ブランデーVOを愛飲しているが、こちらの方がはるかに味の質が高く、旨いと思いました。学生時代に島根出身の友人に聞かされ、「ヘネシーXO」の銘酒ぶりは知っていましたが、飲むのは初めてです。3杯、4杯と飲むほどに心地良い酔いに包まれ、博多駅に到着する頃には1本開けていました。

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