そうだったのか~ビールの語源!日本語はヨーロッパのあの国が由来だった!

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そうだったのか~ビールの語源!日本語はヨーロッパのあの国が由来だった!

冷えたグラスにシュワシュワと注いで、乾いた喉をクックックっと潤す…働く日本人の味方が「ビール」ですよね。

しかし英語では「ビア」という呼ばれている日本語の「ビール」の語源はどこからきているのでしょうか?

それは江戸時代に交流があったあの国が関係していました!

今回は日本語の「ビール」の語源と、世界各国で似た表現をさせるビールのそのそもの語源についてご紹介します!

この記事を読むと、今日のビールがちょっと知的な味がするかも?

日本に定着したビールの語源

私たち日本人が大好きな”ビール”、その語源はどこからきているのでしょうか?

その答えは「オランダ」です。

ビールは世界各国で愛されているお酒です。そのため、世界ではそれぞれ似ているようでちょっと違うビールの呼び方があります。

ビールは英語ではBeer(ビア)、ドイツ語ではBier(ビーア)、フランス語ではBiere(ビエーレ)で、いずれもよく似た言葉ですが、日本に定着している”ビール”とはちょっと違うイントネーションで、ビールの語源とは言えません。

江戸時代には、ご存知の様に日本は鎖国していました。

そして、唯一貿易を行っていたのがオランダでした。

長崎の出島にオランダ人が居住を認められ、細々と交易を行っていました。

このオランダ人は、年に一度、江戸の幕府に献上品を持って、表敬訪問していました。

この際に、江戸までの道中に飲むためにビールやワインを持参したり、また献上品としてもこうした酒類も使っていたようです。

この実態が、当時の通訳によって記された和蘭問答(1724年)にも書かれており、ここに初めて”ビイル”と言う表現が見られます。

時の将軍「徳川吉宗」は、身分以上の贅沢を禁じたことで有名な人でした。

その一方で、社会に役立つような学びを進めていました。そこで、西洋の様々な”学”を勉強するため多くの人がオランダ語を学習するようになりました。

そのため、オランダ語のBIERが現在のビールの語源になったとされています。

当時のビールは「食後に飲み飲食の消化を助けるもの」として紹介されていたようです。

       

ビアガーデン?ビアホール?なんでビールじゃないの?

ビールはオランダ語のBierが語源です。

しかし、単独では使われない英語のビアが、ビアガーデンやビアホールやビアレストラン等では使用されているのはなんだか不思議ですよね。

ビールガーデン、ビールホール、ビールレストランとは言われません。

それはなぜかというと、ビアガーデンやビアホールの始まった場所が関係しています。

例えばビアガーデンはビールの本場である”ミュンヘン”で始まったとされています。

ビアガーデンはドイツ語でBiergarten(ビーアガルテン)といいます。

一方、英語表記ではBeer garden(ビアガーデン)となり、発音・表記からは英語の方が近い様に思いますが、定説としてはドイツ語を日本語に借用表示した用語だと言われています。

いずれにしても、こうした用語ではオランダ語から来ているビールは使われる事無く、ドイツ語、もしくは英語に近い用語が使われています。

日本には「和製英語」と呼ばれる、日本以外では通じない外国語が様々あります。

中には、英語とフランス語、英語とドイツ語、など様々な国の言葉を組み合わせて作られた言葉もあります。

しかし、「ビール」に関してはビール ガーデンではなくビアガーデンと英語をそのまま使っています。

オランダ語の「ビール」と英語の「ガーデン」を、合わせるのはちょっと変じゃない?当時の日本人はそんなことを思ったのかもしれませんね。

本場!ヨーロッパのビールの語源は?

日本のビールの語源となったオランダ語のBier、ドイツ語のBiergarten、フランス語のBiereも、英語のBierも…いずれも似たような言葉で表されるビール。そうやら、どれも語源は1つのように思いますよね。

各種の事典でビールの語源を調べると、なんとローマ帝国の公用語である「ラテン語」が語源である事がわかりました。

ラテン語の「飲む」という動詞bibereから来てます。

ヨーロッパでは水よりもビールが安いと言われるほどで、ビール愛好家としては、飲むと言えばビールで、何となく腑に落ちる気もしますね。

その他のヨーロッパの言葉をさらに調べると、イタリア語ではBirraで、ポルトガル語ではCervejaで、スペイン語ではCervezaとなっています。

イタリア語は英語・ドイツ語・フランス語・オランダ語と起源は同じ様ですが、スペイン語やポルトガル語では全く似ても似つかぬ言葉となっており、これも何となく不思議な感じを受けますね。

ビール好きとしては、ビールの元々の起源に拘らずとも、美味しいビールが頂ければそれでOKと言う方も居られるでしょう。

しかしビール愛好家ゆえに、少しの疑問も解決したいと考える方も居られるでしょう。

そんな方には、違和感をベースに反論・異論を唱えている人も居られるので、次にそれを紹介しておきます。

ビールの語源の定説に対する反論・異論

ビールは「ラテン語の飲むという動詞bobere起源」ではない!という説を唱える
人たちも一部います。

その異議の根拠としては、第一にラテン語が使われていた時代には、後にビールとなる麦を使ったアルコール飲料がすでに存在しており、そのラテン語はCervisiaで、これを起源としてスペイン語やポルトガル語に残っている点を上げています。

また古代ローマで飲み物と言えばビールではなくワインであり、それにもかかわらずビールを「飲み物」と言う一般的な名称で呼ぶのは、文化的背景から考えてもあり得ないというのが2点目です。

さらに、不定法のラテン語の動詞は活用変化をし、その動詞の原形部分が名詞に転換されるのは極めておかしいと言うのが、三点目の根拠です。

こうした反論も、もっともだと感じられますね。

そしてこの反論者は、15世紀頃のフランスでは、現代語でも使われているbièreという語と、ラテン語のcerevisia由来のcervoiseという語がどちらも使われていた事に着目しました。

両者は少し異なる飲み物と認識されており、フランス語のbièreという語の語源はドイツ語・オランダ語あったと考え、ドイツ語・オランダ語のビールの起源を推定します。

そして確証はないとしながらも、ドイツ語のBierの直接の語源である古高地ドイツ語のbiorはゲルマン祖語のbeuząが起源で、beuząはゲルマン祖語で「大麦」を表すbaraz、ひいては印欧祖語のbʰarsに由来するか、または印欧祖語で「澱」を意味するbʰewsに由来すると考える方が、定説よりも妥当性があると結論付けています。

世界中で愛されるビールなだけあって、ビールを愛するそれぞれがあくなき追及心を持ってビールと向き合っているようですね。

美味しいビールを飲むときに、「そういえば…」なんて思い出しながらビールを飲むとちょっと違った味わいが楽しめるかもしれませんよ。

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