焼酎好きにあえて問う、プレミアムなそば焼酎とはなんぞや

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焼酎の魅力、それはさまざまな種類の作物から生まれた蒸留酒だということでしょう。
米、芋、麦の定番御三家や果実系の桃、イチゴ、メロン、変わり種では昆布、ワカメの海藻類と様々です。
焼酎好きな友人にプレミアム感のあるそば焼酎を教えてくれと言われたことがありますが、プレミアムの観点も人それぞれなものがあると思います。
今回はそば焼酎好きな人におくる、様々な視点から考察したプレミアム感のあるそば焼酎について取り上げていきたいと思います。

生産地で考察するプレミアム感のあるそば焼酎

そばの生産地といってまず頭に思い浮かべる人が多いのは信州、長野県でしょう。
こちらは生産量が全国2位です、1位は北海道ですが面積が大きいですから、1位が北海道なのは至極当たり前な印象がします。

では第3位はどこかと考えますと山形、秋田をはじめとする東北、そば焼酎発祥の地と言われる宮崎が思い浮かべられますが、実は第3位は茨城県なのです。
プレミアム=手に入りづらいことの意味を考えた場合、北海道や長野県のそば焼酎は手に入れやすい分類に入ると思います。

よってここでは茨城県の代表的なそば焼酎をご紹介いたします。
『極の金砂郷 』(資)剛烈 富永酒造店
720ml 1080円 アルコール度25

意欲的かつ斬新な酒造りで知られる富永酒造のおくる地元茨城県金砂郷そば100%で作られたそば焼酎です。
金砂郷産そばの匂い、味、のど越しがまるで思い浮かんでくるような豊かな味わいになっています。
首都圏の方には茨城県は東京への通勤圏でもありますのでプレミアム感がなく感じるかもしれないです。

但し真打ちはこちらです。
『限定・極の金砂郷/甕詰』
1800ml 12000円 アルコール度43%
富永酒造のみでの取り扱いになり特製の益子焼きの甕に極みの金砂郷を詰めて熟成させたものです。
値段も度数もプレミアムを感じる逸品ですが、甕も益子焼きの手焼きのもので全て色合いが違うのも魅力的です。

そば焼酎発祥の地で考察するプレミアム感のあるそば焼酎

ご存じの方も多いでしょうが、そば焼酎の発祥の地は宮崎県です。
「そば焼酎うんか~い♪」のテレビコマーシャルは全国的に有名です。
1973年に宮崎県の雲海酒造が「そば焼酎雲海」をこの世に送り出したのがそば焼酎の全ての始まりなのです。
宮崎県のそば生産量は県別で見れば16位と特段に多いわけではないのですが、そば焼酎といえば宮崎というのは既に一般化しています。

そんな雲海酒造のエース銘柄は『雲海』で間違いないのですが、プレミアムな観点で見るとこちらがお薦めです。

『マヤンの呟き』雲海酒造
720ml 実売価格3000円前後 アルコール度数38%

昨今のウイスキー、ワイン、日本酒、焼酎の垣根を越えて、それぞれの特徴を加味したものが作られているのは、酒好きな方ならご存じだと思います。
『マヤンの呟き』は近年のトレンドでもある樽熟成による過程を経て出荷されている長期貯蔵酒です。
アルコール度数が38%の部分にその長期に渡る樽熟成の刻が凝縮されていると言っていいでしょう。
そばの香りを残しつつ、樽熟成の濃厚な薫りをも楽しめる逸品としておすすめします。

昨今のトレンドから考察したプレミアムそば焼酎

昨今の酒のトレンドといえば樽熟成だというのは前述した通りです。
これは日本だけでなく、フランス等でもこの傾向は強いようです。

『マヤンの呟き』は前述しましたので、このトレンドにそった樽熟成のそば焼酎を他にも紹介していきます。

『十勝蒸留所』さほろ酒造
500ml 実売価格2500~3500円 アルコール度数43%
北海道限定商品のプレミアム感のあるそば焼酎ですが、さほろ酒造のある新得町は日本一のそば処として有名です。
そんな場所で生まれたそば焼酎を厳選してオーク樽に詰め5年以上寝かせた単式蒸留焼酎です。
古酒でもあり、なおかつ原酒の力強さを感じさせてくれるそば焼酎です。

『峠 40度』橘倉酒造
720ml 蔵元価格 2970円 アルコール度数40%

信州はそば焼酎も多く樽熟成のものも極めて多く迷うのですが、上記の『十勝蒸留所』と同じく単式蒸留焼酎の『峠40度』を推します。
こちらもオーク樽で3年以上熟成された逸品です。
旨味は当然感じられますが、薫りの豊かさがたまらないところでしょう。
個人的には十勝蒸留所と飲み比べて貰いたいそば焼酎です。

『そば』に拘ったプレミアムそば焼酎を考察する

昨今は技術改良も進み、そば焼酎もそば100%のものが多くなっています。
そのなかでも酒造の拘りのそば焼酎といえるものがあります。

『十割』宝酒造
500、720、1800ml メーカー直売価格 951、1233、2530円 アルコール度数25%

そば100%のそば焼酎は珍しくはないですが、そば麹を使い全量そばを謳い文句にかかげているのがこの『十割』です。
宝酒造独自の技術が生み出したそば麹により、そば本来のポテンシャルをひきだしたプレミアム焼酎と言っていいでしょう。
そばの実のもつスッキリとした爽快感のある香りと仄かに甘く感じる風味を最大級に引き出した焼酎です。

様々な視点からプレミアムなそば焼酎をあげてきました。
しかしまだまだそば焼酎の世界は奥深いと言えるでしょう。
米、芋、麦の御三家に続くポピュラーな素材で作られた焼酎で数も多いからです。
茨城県とそばの生産量で3位を競う栃木県や、そばの生産量ベスト10にズラッと名を揃える東北各県、宮崎が発祥の地であるゆえにそば焼酎の浸透が早かった九州各県とそば焼酎の人気がある県は多いです。

独自の視点からプレミアムの意味合いを見定めて、そば焼酎を飲み比べるのはお薦めの楽しみ方だと思います。

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