1000年前からあった?焼酎の発祥は実はお酒を飲まないあの国だった!

今回は私達が毎日呑んでいる焼酎の発祥と伝来について詳しくご説明します。

  • メンバー
  • 更新日:
203view
favorite
1000年前からあった?焼酎の発祥は実はお酒を飲まないあの国だった!

呑んべぇなら日頃サワーや水割り、ロックとお世話になっている焼酎。

種類も豊富で味わい方もたくさんあるので、とってもなじみ深いですよね。

でも「焼酎の発祥は?」となると、正直どこでどう生まれたのかいまいちピンときません。

日本独特のお酒なので、日本酒(清酒)の発祥と似たようなものなのかな?と考えがちですが、実はそうではありません。

日本酒と焼酎では、その発祥の時期や場所などに差異があるのです。

今回は私達が毎日呑んでいる焼酎の発祥と伝来について詳しくご説明します。

1000年の歴史!焼酎の発祥は意外な国だった


実は最初にお伝えしておくと、焼酎(蒸留酒)の発祥については未だよく分かっていない部分が多数あります。

日本の焼酎は日本で発祥したものではなく、海外から伝来したとされています。

日本に伝来したものというと、ポルトガルや中国を思い浮かべる方も多いと思いますが、焼酎はちょっと意外な国です。

また、日本の本土にわたる前に「琉球」に伝わったとされています。

南方の「琉球」に近い国。

実は焼酎の発祥はシャム(タイ王国)と言われています。

またそのシャムの蒸留酒も中東方面から伝えられたという説があり、中国にも蒸留酒の製造技術があったことは確認されています。

その中東で造られていた蒸留酒は「アラック」と呼ばれるもので、イラクやシリア、エジプトやスーダンなどあらゆる国で造られています。

焼酎は古くは日本でも「あらき酒」と呼ばれていて、この語源があることからもこの説が有力なのがわかります。

お酒を飲むのが禁止されているイスラム教徒の多い中東で、焼酎が発祥したなんて、とっても意外ですね!

シャム(タイ王国)つ伝わったのが14世紀頃とされているので、中東ではおそらく13世紀または12世紀、11世紀ごろに発祥したと推測できるでしょう。

そうだとしても、おそらくは10世紀をさかのぼることになります。

日本の焼酎のルーツは1000年前には存在していたようです。

日本での焼酎の発祥について


先にも紹介したように、焼酎は、シャム、から琉球、もしくは中国を経由して日本にやってきたとされています。

時代は14世紀の中ごろといわれています。

その当時は「南蛮酒」と呼ばれ、実際にも対馬の領主に李氏朝鮮王朝からこの南蛮酒が届けられたということを、史料において確認することができます。

戦国時代にあたる16世紀中ごろ、大航海時代で日本に到着したポルトガル商人の記録に、当時の日本人が「米焼酎」を飲んでいたことが残っています。

日本人は「南蛮酒」と呼ばれていた蒸留酒からその製法を学び、日本的に応用して「米焼酎」を作ったのかも知れません。

また15世紀中頃に神社の補修工事に携わった大工の記録に、「工事の発注者(施主)が焼酎の一杯も飲ませてくれない」と不平の言葉を述べている箇所があり、その頃はすでに「焼酎」が当時の日本に広く浸透していたということが推測できます。

日本の焼酎の発祥はなんの焼酎だった?

日本での焼酎の始まり

では日本で最初に作られた焼酎はなんの焼酎だったのでしょうか。

芋、麦、米と現代ではいろいろありますが、最初はどの焼酎だったのでしょう。

日本はお米の文化ですから、異国から伝わった「南蛮酒」を真っ先に応用して作ったと思われるのは、やはり「米焼酎」でした。

焼酎の発祥よりも長い歴史があるとされる日本酒(清酒)は、米作りが始まったときから存在していたとされています。

奈良時代には日本酒を専門に作る役所もあったほどです。

日本神話にも「八塩折之酒(やしおりのさけ)」という日本酒をうかがわせる記述があり、当時から米から造られるお酒というのは一般的だったと思われます。

そんな日本人だからこそ「南蛮酒を日本米で作ってみよう!」と思ったのかも知れません。

米焼酎意外の焼酎の始まり

さて、日本における焼酎の発展は米焼酎だけに終わらず、そのあとは「麦焼酎」や「芋焼酎」などが作られ始めました。

麦焼酎は南蛮酒が伝わった長崎県の対馬の近くにある壱岐が発祥といわれています。

一説には壱岐の島民が貧しかったため、高価な米で作った日本酒(清酒)よりも麦を活用した焼酎造りに精を出したといわれています。

今では壱岐焼酎は世界的にも有名で、他にも熊本県の人吉で生産されている球磨焼酎が有名です。

芋焼酎はみなさんも知っての通り、鹿児島が発祥とされています。

それは鹿児島の大地が火山灰でできていて、また台風や日照りの被害にも強い作物であるサツマイモの栽培が盛んだったからです。

沖縄の焼酎の発祥とは?


日本の焼酎には色々な種類があり、それぞれの種類にはそれぞれの発祥地があるわけですが、最後に沖縄の焼酎として有名な泡盛を紹介します。

そもそも琉球に伝わった焼酎が、本土に伝わり日本の「米焼酎」となった訳ですから、沖縄の焼酎である「泡盛」はより発祥に近い焼酎であるといえます。

泡盛は、タイ米を原料にしており、麹も本土の米焼酎では使用しない「黒麹」を使用しています。

タイ米も黒麹も本土の米焼酎よりもコクがあるしっかりした味わいが特徴で、米焼酎に比べると泡盛は独特の味があります。

度数も高く、飲みなれていないとクセを感じやすい泡盛でありますが、この泡盛こそが日本の焼酎のルーツだと思うと、しっかり味わってみたいと思いますね!

泡盛は様々な飲み方があり、近年は全国のコンビニなどでも流通しているお酒です。

ぜひ焼酎の歴史に思いを馳せながら飲んでみてください。

この記事を書いた人
メンバー

最新記事

記事バナー3

関連するタグ