【酒×物語シリーズvo1】あなたとお酒の物語

大人になると、【お酒】にかかわる様々な記憶がどんどん積み重なっていきますよね。墓場まで持っていきたい恥ずかしい話から、思い出す度にお腹が痛くなるおかしな話、中には思わず心がほっこりする話も…呑んべぇではお酒に纏わる物語をご紹介します!

  • あーちゃん
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【酒×物語シリーズvo1】あなたとお酒の物語

大人になると、【お酒】にかかわる様々な記憶がどんどん積み重なっていきますよね。

墓場まで持っていきたい恥ずかしい話から、思い出す度にお腹が痛くなるおかしな話、思い出すと胸がきゅっとなるような切ない話や、中には思わず心がほっこりする感動の話も…

お酒が関わるときって、そのすべてに大きくも小さくも”物語”が生まれるって、私たち呑んべぇ編集部は思っているんです!

仕事がうまくいかなくて落ち込んでいた時に誘ってくれた上司とのお酒。

ちょっと気まづかった父親と一緒に呑んだ父の日のお酒。

大好きな人に気持ちを伝える為に、一気に呑み干したお酒。

今回の呑んべぇでは、そんな【お酒】に纏わる【物語】ご紹介します!

結婚記念日のギフトとして、妻を馴染みのバーで接待しました。

結婚10周年に妻に何を贈ろうかと考えていました。指輪やネックレスといった貴金属が定番かなーとは思っておりましたが、自分が一番大切にする時間や、空間を共有できれば、それもギフトになるのではないかと考え、通い続けているバーに連れていくことにしました。

私はへそくりで飲んでいることもあり、事前にマスターと口裏合わせをしたうえで、当日を迎える運びとしました。妻は基本的にはお酒が弱いものの、夜遊び等は大好きなタイプでして、どうなることやらと。

妻は案外、ウイスキーも行ける口だった。まさかの展開。

バーについた私は、妻のコートをお店のクロークにいれ、いつもの席に座りました。妻は物珍しそうにカウンターを見つめて、マスターに挨拶をしました。事前に話を聞いていたマスターは流石の業で、ちょうどよい距離感を保ちつつ、我々を見ていました。

妻とはこのバーの前に行ったフレンチの話や、最近の子供の話などを始めました。私はいつものウイスキー、グレンフィディックの水割りを注文し、お酒の弱い、でもこうした雰囲気の好きな妻はカシスオレンジを頼みました。

軽くナッツなどをつまみながら、私はいつもの自分をセーブしつつ、2杯、3杯と杯を重ねていきます。妻はというとやはりどんどん飲むわけにもいかず、少しづつ、ちびちびとすするようにカクテルを飲んでいます。

途中、妻がトイレに行った隙に、マスターと目配せをして、事前に預けておいた花束を彼女の席に置いてもらいます。ドキドキしながら妻を待つと、トイレから出た妻は早速テーブルの花に気付き、大喜びです。

私とマスターは達成感にひたりながら、さらに私は杯を重ねていきます。しばらくすると妻の目が座ってきました。そしてパパは何を飲んでるのというので、ウイスキーの銘柄を教えます。

妻が私も飲んでみるというので注文してみます。相変わらず舐めるようにウイスキーを妻は飲んでいきますが、目元がだんだん怪しくなってきています。結局小一時間ほどで妻はダウンして、私が肩で支えながら、お店を撤退する運びとなりました。

それはそれで、楽しい時間であったように思えます。

仕事のご褒美として、一番高いウイスキーを飲んでみる

その日、私は会社で表彰を受け、表彰盾と賞状を頂きました。滅多とない機会であったので、周囲と喜びを共有する方法もわからず、また気の利かない同僚も私を誘うこともなく、いつもの退社の時間を迎えました。

行き場のない感情に襲われた私は、やはりいつも通りのバーに向かうことにしました。少なくとも、マスターは受賞を喜んでくれるのではないかと信じていたんです。ところが、そんな日に限って、バーはほぼ満席で、次から次へと注文が入ります。

こちらから積極的に受賞の内容を伝えるわけにもいかず、私はいつものウイスキーでちびちびやっています、いつかお客さんが帰り始めて、ゆっくりマスターと話す時間がやってくるのではないかと信じていたんです。

ですが、その時はやって来ず、お客さんが帰れば、すぐに次のお客さんがやってきます。マスターはお店の繁盛ぶりに喜んでおり、次から次へとシェイカーを振ります。そんな姿を見つつ、時間だけが過ぎていく中で、さすがに私にもあきらめの感情が湧き、しょうがない、自分でお祝いすることにしました。

そこで、かすかな可能性を持ちつつ、マスターにこのお店で一番高いウイスキーって何ですかと、聞いてみました。私としてはあれっ、何かのお祝いですか、くらいの回答があるかと信じていましたが、マスターからは直球で、〇〇というウイスキーです、よろしければどうぞとの回答がきます。

こちらも引けませんので、ではそれを一つと注文します。出されたウイスキーは正直おいしいとは思えず、結局自分の口が慣れ親しんでいるいつものウイスキーを以って、自分への受賞記念ギフトにしました。マスター、ここは外しちゃダメでしょって、飲みながら思いました。

後輩の転勤祝いで、ギフトとしてバーに連れていきました。

職場の後輩が、久しぶりに大きな仕事をまとめ上げました。本当にドジな男で、こうした大仕事とは無縁な男だっただけに、なんとなく自分もうれしくなり、後輩を飲みに誘いました。やや躊躇したあとに、後輩はありがとうございます、お伴いたしますと回答しました。

私としてはいつものバーに後輩を連れていくいい機会かなと思い、職場を出て、二人でバーに向かいました。その途中で重要なことが判明します。なんと彼は下戸だったんです。さすがの私も下戸を老舗のバーにつれていくのは、あまりにどうかとは感じましたが、他にいくところもなく、まあとりあえずといった雰囲気でバーに向かうことにしました。

いつものカウンターに座り、いつものウイスキーを注文しました。後輩にどうするか聞いてみると、形だけビールを頂きますとのことで、ビールとウイスキーで乾杯します。

丁度季節は夏の盛りで、冷たい水割りがおいしく感じられ、私は杯を重ねていきます。後輩はやっぱりだめなようでして、ちびちびと舐めるようにビールを飲んでいます。

ビールを1/3ほどのんだところで、顔はまっかで、言動も怪しくなってきます。大うけするマスターに彼を紹介し、どうしようもない話をだらだらとしていきます。

丁度そのころ、震災後の省エネ活動の一環で、わが職場もクールビズを勧めており、後輩はポロシャツでの出勤をしている状況でした。彼の名はヒロサワというのですが、カウンター越しで大笑いするマスターが、お客さん毎に作っているオーダー表の名前は、ポロサワになっていました。以後、ポロサワは、飲めないくせに、一人でそのバーに通うことになります。

マスターへのお祝いギフト

いつも伺うバーの話です。マスターは大手ホテルのバー勤務から独立して、このお店の切り盛りをしています。そしてちょうど、周年を迎えるにあたりました。こちらとしては、いつも愚痴を聞いていただいていることもあり、何かマスターへギフトを持っていこうと考えました。

周囲の常連さんたちがケーキを用意することが想定できましたので、何か違うものをと考えました。こうした機会において、マスターは常連さんたちからお祝いでごちそうになることが常で、後半は酔いつぶれて、シェーカーがふれなくなるというのがお約束です。

考えた私は、いかにも肝臓に効きそうな二日酔い防止のドリンクの小瓶を2本と、酔い覚ましのアイスクリームをお持ちすることにしました。結局マスターはちょうど欲しかったタイミングのようで、大変よろこんでいただきました。その様子を見た私も、ほっとしつつ、いつものウイスキーに手を付けました。

ふとカウンターに目を移すと、私が飲んでいるウイスキーの瓶と、となりのお客さんがのんでいるお酒の瓶の間に、私がもってきた二日酔い薬の小瓶が並んでおりました。

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